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モデムテスタ TN-M19

本製品はデータモデムの製造検査、障害解析等に使用できる測定器です。
受信レベル測定、ビットエラー試験、録音、周波数測定等の豊富な機能を有しており、 データモデムの障害、トラブル原因等を迅速に把握することが出来ます。

TN-M15の後継機となり、TN-M15の使用感や機能を残した上で新機能を追加したモデムテスタです。

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特長

  • 7インチの大画面タッチパネルカラー液晶による簡単操作。
  • ビットエラーテスト、FOXテスト、レベル測定、周波数測定、遅延時間測定、歪み測定等のモデムの検査、評価に必要な各種測定機能。
  • 外部USBメモリに通信回線の信号波形を録音可能。
  • CDやCS、外部信号の変化をトリガーに、前後1分間の音声データを録音可能。(トリガ録音機能)
  • 内蔵バンドパスフィルタを通すことで回線に多重化された信号(V.22やFSK等)の各チャンネルレベルを測定可能。(選択レベル測定)
  • モデムに対してATコマンドを送信可能。(ITM機能)
  • 調歩同期におけるハードウェアフロー制御対応。(ビットエラー試験時)

仕様概要

DTE
インターフェース
・ITU-T 勧告 V.24/V.28 準拠
・ITU T 勧告 X.21/V.11 準拠
同期方式 調歩同期、非同期、同期、系統同期
最大データ
信号速度
・RS232C/V.24設定時 : 128.0kbps
・X.20/X.21設定時 : 512.0kbps
送信符号 Z, A, 1:1, 1:3, 3:1, 1:4, 4:1, 1:7, 7:1,
PN9, PN11, PN15, PN17, PN20, FOX パターン, ITM コマンド
発振器 ・発振波形 : 正弦波
・周波数 : 0.20kHz ~ 9.99kHz
・レベル : -20.0 ~+5.0dBm
レベル測定 ・入力インピーダンス : 600 Ω± 10%, HIGH(10kΩ以上)
・測定信号 : 正弦波
・周波数 : 0.2kHz ~ 10kHz
・測定範囲 : - 60.0 ~ 10.0dBm
周波数測定 ・測定信号 : ST1, ST2, RT, TC, RC, レベル測定信号
・測定範囲(レベル測定信号) : 0.200kHz~9.999kHz
・測定範囲(ST1,ST2,RT) : 0.000kHz~9.999kHz, 10.00kHz~99.99kHz, 100.0kHz~999.9kHz
音声録音 ・録音モード : 通常録音、トリガー録音
・サンプリング周波数 : 24kHz
・チャンネル : CH1、CH2
・録音フォーマット : WAVEファイル
・録音レベル範囲 : +10dBm以下
選択レベル測定 V.21(CH1, CH2)
V.22, V.22bis(Low, High)
FSK600bps(CH1~CH7)
FSK200bps(CH1~CH6)
FSK50bps(CH1~CH18)
インテリジェント
モデムコマンド
(ITM)
・送信可能データ(ASCIIコード) : 0x20 0x7E, 0x0D(CR), 0x0A(LF)
・コマンド登録テーブル数 : 9 (各コマンド最大24キャラクタ)
・データフォーマット : 調歩同期式(ST-SP)

関連資料